Tascam DV-RA1000HD Supplemental Manual - Dv-Ra1000Hd
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バージョン 2.0 の変更点
● バージョン 2.0 では以下の機能が追加されました。
◇ AIFF ファイルの取り込み機能
◇ DSD から CD の作成機能
● バージョン 2.0 では以下の仕様が変更になりました。
◇ DSD 動作時も PCM 動作時と同様に、サウンドレベルで− 72dB、− 66dB、− 60dB、− 54dB も設定できるようになりました。
● バージョン 2.0 では以下のバグが修正されました。
◇ シンクロ録音において、R ch のみに信号が入っているソースの場合、シンクロ録音を開始しない不具合を修正しました。
◇ プレイリストの再構築時に、プレイリストに新たに追加されるファイルの並び順がアルファベット順でなかった不具合を修正しました。
◇ 録音待機状態の時に電源が切断できない状態になる事があったのを修正しました。
追加機能の説明
● AIFF ファイルの取り込み機能
◇ プレイリストの再構築時、従来は WAV ファイルしか認識しませんでした。
◇ バージョン 2.0 では、AIFF ファイルを認識してプレイリストに追加する事が出来ます。
◇ WAV ファイルのインポートと同じ操作で取り込むことが出来ます(取扱説明書 p51-52 参照)。
◆ AIFF ファイルは WAV ファイルに変換されます。
◆ AIFF の取り込みには時間がかかります(44.1kHz-24bit の 5 分のファイルで約 40 秒)
◆ ファイルのサンプリング周波数と量子化ビット数が、プロジェクトと違う場合は認識しません。
● DSD から CD の作成機能
◇ HDD プロジェクトから CD-DA の作成機能では、従来 44.1KHz のプロジェクトしか選択できませんでした。
◇ バージョン 2.0 では、44.1kHz プロジェクトのほかに DSD プロジェクトを選択できます。
◇ 従来の操作方法と変わらず使用できます(取扱説明書 p45-46 参照)。
◆ DSD から CD-DA への変換にはファイルの実時間と同じだけ時間がかかります(CD-DA 書き込み時間を除く)。
◆ DSDからPCMに変換したデータは一次HDDに置かれます。このときHDDの容量が足りない場合は、容量が足りない分のDSDファイル
は選択できません。
◆ 変換中はインプットモニターが使用できません。
◆ DSD-PCM 変換中は、本機の動作クロックは INTERNAL に設定され、サンプリング周波数は 44.1kHz に設定されます。したがって本
機は外部クロックを受信せず、44.1kHz 以外のクロックを外部に供給する事もできません。
外部の装置とのデジタル同期を使用する時はご注意ください。
◆ この変換を行うと、ファイルの前後で極短いフェード処理を行います。これは DSD の性質上、トラック間でノイズのように聞こえる事
があり、それを防ぐ目的です。そのため、トラック間の音声が連続している場合、変換後は音声の連続性が維持されません。
注 意
メ モ
メ モ
DV-RA1000HD
Ver2.0
取扱説明書追補
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