M-Audio 37-Key Audio/MIDI Interface and Controller Ozonic (Japanese) User Manual - page 27
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トラブルシューティング
Ozonic
は高品位でプロフェッショナルなクオリティのオーディオを実現するよう設計されています。様々なシステム条件と動作環境でテストを続
けてきましたが、それでも予測を超えるような悪条件に遭遇し誤作動を起こすことがあります。このセクションでは、起こり得る全ての事態に対
応することはできませんが、よくあるご質問とその回答をまとめてあります。
多くの機器を接続して使用することはお避け下さい。
FireWire
バスは信頼性の高い、高速広帯域のプロトコルで、デジタルオーディオには理想的
です。しかしながら、オーディオやマルチメディアのストリーミングではコンピュータのプロセッサや
FireWire
バスに相当な負担がかかっている
ことをご理解下さい。つまり、複数の
FireWire
機器を幾つも連続してチェーン接続することは理論上可能ですが、これによりオーディオパフォー
マンスを劣化させる可能性があります。
一般的に
FireWire
機器は、
Windows
コンピュータで
PCI
カード等に生じる
IRQ
コンフリクト(競合)の影響を受けません。
Ozonic
から、または
Ozonic
へオーディオを送受信する場合に問題がある場合は、以下の点についてご確認下さい。:
サウンドが出力されない場合:
<
Ozonic
のドライバが正しくインストールされていることを確認して下さい。
Windows XP
ではコントロールパネルからシステムのアイ
コンをダブルクリックします(カテゴリーを開くとパフォーマンスとメンテナンスの下にあります)。ハードウェアのタブをクリック
し、デバイスマネージャーのボタンをクリックします。サウンド、ビデオ、ゲームコントローラの横にある「+」をクリックし、リスト
に
Ozonic
があることを確認します。
Ozonic
の横に?や!のマークが付いている場合は、ドライバソフトウェアを再インストールする必
要があります。
<
お使いのオーディオソフトウェアで
Ozonic
を使用するための設定ができていること確認します。オーディオソフトウェアのオーディオ
設定のページで、
Ozonic
の
ASIO
、
WDM
、
CoreAudio
などのドライバが選択されていることを確認します。
<
Ozonic
が正しくインストールされ、オーディオソフトウェアで
Ozonic
用に設定されていても、まだサウンドが出力されない場合は、シ
グナルのパスを確認します。オーディオアプリケーションがオーディオ信号を受信していることを点検し、入力信号が正しくルーティン
グされていることを確認します。ヘッドフォン、アンプ、モニターなどにオーディオ信号を出力するよう、出力端子が正しくルーティン
グされていることを確認します。
<
オーディオの接続やケーブルを確認し、全ての端子が正しく差し込まれていることを確認します。
<
電源ボタンが
ON
になっていることを確認します。
レコーディングにクリックやポップのノイズが混じる場合:
<
入力レベルが高すぎると音飛びやクリッピングの原因となりますので、入力レベルを確認して下さい。お使いのオーディオアプリケー
ションの入力レベルメーターをご確認下さい。
<
バッファサイズを大きくしてみます。バッファサイズが大きいと入力のレイテンシー(遅れ)も大きくなります。ミキシング中は例外で
す。バッファサイズを大きくすると、古いシステムや低パワーのシステムに特に効果的です。
<
他の
FireWire
機器にデイジーチェーン接続している場合、
Ozonic
以外の機器の接続をはずしてから、サウンドを確認して下さい。ノイズ
は
FireWire
バスのパワー不足によるものか、マスターバスの競合によるものかがわかります。
インストール後は正常に動作してていたのに、突然動作しなくなった場合:
<
機器の電源を
OFF
にし、
10
秒待った後、コンピュータを再起動します。ドライバの再インストールをする必要があるかもしれません。
デバイスマネジャーにはドライバが表示され、コンピュータ上、正常に動作しているはずなのに、どのソフトウェアでもキーボードが認識されな
い場合:
<
Windows XP
にインストールできる
MIDI
機器のドライバ数には制限があります。ドライバ数が制限範囲を超えても、それを示す兆候はな
く、まるで何の問題ないかのようにドライバを無制限にインストールすることができます。
<
この問題を解決するには、
M-Audio
のウェブサイト
http
:
//www.m-audio.com
のサポートのテクニカル
FAQ
ページで検索すると、問
題を解決する
exe
ファイルへのリンクが見つかります。
M-Audioのキーボードに接続したサスティーンペダルの動作が逆になっている場合:
<
サスティーンペダルの極性は、キーボードの電源が入った段階で検知されます。電源
ON
時にサスティーンペダルは
OFF
の状態にあると
みなされます。サスティーンペダルを抑えていない状態を
OFF
に設定したい場合は、フットペダルが押さえられていないことを確認して
から電源を入れて下さい。
鍵盤を弾いてから音が出るまでに時間のずれがある場合:
<
MIDI
信号のレイテンシー(遅れ)は、ご使用のソフトシンセやオーディオシステムのバッファサイズに起因しています。
MIDI
データは
コントロールデータに過ぎません。
MIDI
はソフトシンセによって読み取られ、それからソフトシンセは実際の音を作り出すために複雑な
計算を数多く実行します。この処理に時間がかかるのです。
<
M-Audio
のキーボードに対応する高品位のサウンドカードをご使用になることをお勧めします。
USB
、
PCI
、
FireWire
対応の高品位
M-
Audio
オーディオカードについては、
http
:
//www.m-audio.com
にてご参照ください。既に高品位のオーディオカードをお使いの場合
には、最新バージョンのドライバを再インストールするか、オーディオドライバのバッファサイズを小さくしてお試し下さい。